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ジャオの北京日記Α(僂錣詼無

JUGEMテーマ:中国ニュース
 

 北京はこのところ気温が30度を超える日が多いが、そのかわり夜は急速に冷え込むので邪魔でも上着を持って出るのが欠かせない。夜は156度まで下がるということは1日の間に気温が15度前後も上がり下がりしているわけだ。風邪をひきやすい時期でもある。先程、玄関のドアを開けたら吹き溜まっていた柳絮がドッと入ってきて、あわてて掃除機を掛けなおした。

 

 私が2008年に北京から東京へ移って既に4年経ったが、その間にも北京の状態はすごい勢いで変わっている。最近、中国の○○を暴く、みたいなキワモノの本が日本ではたくさん出版されているが、「中国の今」を扱った本は、気をつけないと1年で既にobsoleteになってしまうと思う。

 

 今回、仕事探しも兼ねて街をあちこち歩いていて気がついたのは、まず地下鉄利用者の急増による人の流れの変化だ。

 

 私が留学から北京へ戻った2003年当時は、地下鉄は1号線、2号線の2本の路線しかなかった。2008年のオリンピックの時でも10号線、13号線、8号線と5号線の一部がようやく開業したところだったが、いまは9号線、4号線、さらに13号線の支線が数多くできていて覚えきれない。

 

 これに伴って、もともとは乗降客の少なかった雍和宮や崇文門、宣武門などが乗換駅になったため、人の流れが大きく変わっている。市内の道路の交通渋滞がいよいよひどくなり、いまだにナンバーの末尾の数字で規制をかけて、全体の5分の1ずつ車の運転を毎日禁止しているにもかかわらず、車での移動に時間がかかるようになった事も、地下鉄利用者の増加に拍車をかけている。特に1号線、2号線の混雑は平日の日中でも、日本のラッシュ時に近い感じになってきている。

 

 地下鉄の料金は以前は3元で、13号線を利用するとさらに2元プラスになったのだが、オリンピックを前に無理やり全線均一で2元に値下げになり、いまもそれが続いている。2元=25円ぐらいというのは賃金・物価の差を考えても、東京で100〜120円という感じだから決して高くない。

 

 4号線、5号線は、東京の南北線のようにホームの側にもガラスのドアがついている。地下鉄の運転士も、差不多(まあ大体こんなもの)精神の中国人だから、営業開始当初はこのホーム側のドアに合わせてピタッと電車を止めることができずに、いったん止まってからバックしたりすることも多かった。でも最近は東京の地下鉄並みに上手になったと思う。

 

 地下鉄1号線は天安門から東へ延伸する時に日本の援助を得て作られた。その際に、日本の援助が全く無駄に使われている例としてこの地下鉄1号線建設を挙げ、誰も利用しない一日中ガラガラのこんな地下鉄に日本が援助をすることの無駄とバカらしさを強調されたのは、産経新聞の大記者である古森義久氏だった。今から見れば氏の議論は全くの近視眼であり、1号線のひどい混雑ぶりを見て当時の自分の主張についてどう言い訳するのか聞いてみたいものだ。

 

 ついでに言うと、古森氏は毎日新聞のサイゴン特派員時代は実に冴えた記者だったようで、これは産経の近藤紘一氏の著書からもうかがえる。しかし氏が「中国屋」になってからの記事や著作は、今から見れば見当違いが多く、先行きを読み間違っていることだらけだ。ああいう名記者は晩節を汚すような転身をしない方がいいんじゃないかと勝手に思っている。

 


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