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私のブラジル日記(6) 酒で飛行機が空を飛ぶ…?

前の環境保護の話で書いたことの補足と訂正をしておきます。

 

 ガソリンとアルコールのどちらでも対応できるフレックス車について、「ブラジルの場合はガソリンの25%までエタノールを混ぜてよいのだそうです」と書きました。でもこれは間違いのようです。フレックス車は技術的にはアルコール100%でも、ガソリン100%でも、それらを混ぜても使えるのだそうです。25%という数字の出てきた理由は、ブラジルでは環境対策としてエタノールをこの程度混ぜて使うことが法律で義務付けられたという事実が背景にあったようです。

 

 あるブラジル人は、エタノールは安いがリッターあたりの走行距離が短いので結局得にはならないから自分はガソリンだけで走りたいし、エタノールの押しつけは政府の勝手な方針だと苦情を言っていました。調べてみると発熱量はガソリン1リットルが3万キロジュールぐらいなのに対して、エタノールは2万キロジュールぐらい。つまり自動車が走行できる距離は3分の2程度ということになります。それなら価格がガソリンの3分の2程であって当然かもしれません。

 

 もちろん環境に対する意味合いは化石燃料とバイオマスで異なるわけで、それを国の方針として打ち出したブラジルはすぐれた国だと言えるでしょう。しかし、住民は環境意識よりは車の出足の良さの方を大切に思っている人も多いようです。

 

 ブラジルにはエンブラエルEMBRAEREmpresa Brasileira de Aeronáuticaという航空機メーカーがあります。売上高で欧州のエアバス、米国のボーイング、カナダのボンバルディアに次いで世界第4位の航空機メーカーだそうですが、このエンブラエルはエタノールで動くジェットエンジンを開発中で、ある程度は実用化の目途のついた状態だと言います。

 

 エタノールは漢字で書けば「酒精」。エンブラエルの開発が成功すれば、飛行機がお酒で空を飛ぶ時代が来るわけです。お酒で「ハイ」になるのは人間だけじゃなさそうです。

 (^o^)v


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