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安冨 歩 先生との会話

 

 安冨先生は東京大学東洋文化研究所の教授という今の肩書からだけでは全く理解できない「自由な知識人」の典型のような方です。経済学者ですが、マイケル・ジャクソンを偉大な思想家として分析してみたり、中国の黄土高原の調査で廟の石碑に揮毫したりと、興味の対象を学問の枠によって限定することのない方です。

 

 東洋文化研究所というところにいるからではなく、ご本人が興味があったからでしょうけど、中国史や中国古典にも通暁しておられます。

 

 安冨先生は東大ではなく京都大学のご出身です。「東大話法」の本を出されたのも、京大という背景があったからだと思います。会話の中でその点を私が皮肉っているところがあります。東大OGとしてやはり一方的に言われるのは悔しい気がするので、蟷螂の斧で京大にささやかな反撃を試みたというワケです。

 ツイッターで直接お話しする機会を得たのは幸運でした。


 

 安富先生:

  美しい国。

  ニッポン、すごい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

趙秋瑾:

戦争中に我々中国人に対して日本人がやったコトと比べれば何でもないんじゃありません?

 

安富先生:

我々中国人、とか、キモいからやめな。

あなたはあなた。

 

趙秋瑾:

先生、じゃあ、「戦争中に中国で」って言いましょうか?

いずれにせよ、広島でも沖縄でも自分たちを戦争の「被害者」としてしか今でも考えない多くの日本人の態度の方が、私にはよっぽどキモいんですけど。

 

安富先生:

それは私もそう思います。

同時に「我々中国人」が「我々中国人」に対してしてきたこと、していることにも、同じように感じます。

 

趙秋瑾:

おっしゃるのが文革などのことであれば私も同感です。

ただこれは「中国人なんか我々よりひどい」と「挑発」することにより、日本や日本人に対するマトモな批判を回避する目的でよく使われる陳腐な論理のスジなので、安冨先生のお考えは異なるにせよ、先生からは余りお聞きしたくなかった言葉でした。

 

安富先生:

もちろん、あなたを挑発しています。そして目的は回避ではありません。

 

趙秋瑾:

先生、相手を挑発して先に暴力や暴言を誘発させ、それを非難する手口は司馬遷の史記に100以上の実例が書いてあります。二千年前のベストセラーに書いてあることを今ごろ実践するのを「京大話法」って呼ぶんでしょうか?

吉川幸次郎先生や宮崎市定先生が生きてたら苦笑いされることでしょう♪

 

安富先生:

あなたは、最初のツイートで、

「戦争中に我々中国人に対して日本人がやったコトと比べれば」

などと何の関係もない条件を持ち出して、子供に対する悪辣な犯罪を、

「何でもない」

と言いましたが、それは随分な詭弁です。

 

趙秋瑾:

先生、私が、蘇秦や張儀の例を出すまでもなく日本人が縄文式土器を作ってた頃から詭弁や謀略の横行した国の民であることをお忘れですか?

私のちょっとした挑発に乗って「それは詭弁だッ!」なんて仰るのは正に「京大話法」というもの♪

東大OGのささやかな仕返しです。

(^o^)v

 

安富先生:

それはもちろんよく知ってます。挑発こそは『孫子』の本質だと私は考えていますので、二千数百年は遡るでしょう。

でもなぜ子供への悪辣な行為を、何でもない、などと言うのですか?

 

趙秋瑾:

比較の基準は「生死」です。

安冨先生が挙げられた5つのニュース項目の中で生死の問題は5番目の事故の話だけです。

一方、戦時中に日本兵から中国人が被った行為とは殺されることでしたから、それと比べれば「何でもない」と申し上げたのです。

「殺人」も「猥褻」も罪に軽重はないと京大では教えるんですか?

 

安富先生:

それなら、「我々中国人」が「我々中国人」にやってきたこと、やっていることと、戦時中に日本兵が中国人にやったこととを、比べて良いのですか?数はどちらが多いんでしょうか。

 

趙秋瑾:

先生、例えればそれは、オレンジとミカンの比較をしてるところで、突然「スイカをオレンジと比較してみたまえ、どっちが大きいか!」って仰ってるようなモノだと思います。

そういうのを「京大話法」って言うんですか?

フーテンの寅さんなら、ヤケのヤンパチ日焼けのナスビって言うでしょうね♪

 

安富先生:

すいません。

何を言っておられるのか、わかりません。

 

趙秋瑾:

先生のような「日本の頭脳」が理解できないとすれば、それは「私の方が支離滅裂だ」という意味でしょう。

でも本当に私の言うコトは論理も言い方も混乱してるでしょうか?

最後は「理解できない」と突き放すのも「京大話法」ですか?

いずれにせよ先生に対する私の敬意には変わりありませんけど♪

 

安富先生:

あなたは、子供の頃に、大人からどういう扱いを受けたのですか?

 

趙秋瑾:

もちろん旧浙江財閥の一人娘として多くの大人にかしづかれ、「ご飯が食べられないならお菓子を食べればいいじゃん!」と言って育ちました。

都の花に嘯いて成長された先生と、ホントはとても相性がいいのではないかと愚考しております♪

 

 

◇ 会話を終えて

 正直に言いますと、安富先生はもっと自由奔放なモノの言い方をなさる方だと思っていました。でもホントは意外に「真直ぐ」で、議論では攻めは上手いが守りが拙い感じがしました。

 

 ご著書の「超訳 論語」も、オーソドックスな解釈をされていて、学生の時に読んだ俵万智さんの「チョコレート革命」みたいなビックリ感はありません。

 

 例えば、

「他人が自分をわかってくれない」なんてどうでもいいことだ。

「自分で自分をわかろうとしない」ことが問題なのだ。

(子曰、不患人之不己知、患己不知人也)

なんかも「超訳」と言い難く、もう少し「跳躍」が必要なのではと思わせます。

 

 私が「超訳」するなら、例えば「子曰、學而不思則罔、思而不學則殆」、「ハードディスクばかり大きくてCPUの遅いパソコンは役立たずだ。CPUばかり速くてハードディスクが空っぽのパソコンは危なっかしい」って訳します。

 

 私が訳したんだから「超訳」じゃなくて「趙訳」ですけど・・・

(^o^)丿


コメント
土俵は女人禁制だそうですから・・・
  • 趙秋瑾
  • 2017/07/04 12:25 PM
趙 様

残念ながら同じ土俵で勝負?出来ませんでしたね(;_;
  • comemon
  • 2017/07/04 8:15 AM
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