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安田順平さん解放と猥褻論争

JUGEMテーマ:社会の出来事

 

 安田さんの件についてのいろいろな人とのやり取りを通じて感じた事は、この件は猥褻と表現の自由をめぐる論争に似ているという事です。数年前に自分の性器の型を取って展示し、これは芸術だと主張した女性が猥褻物陳列罪に問われた事件がありました。これは芸術だと主張する女性と、単に型をとっただけで猥褻に当たるとする検察の主張が対立した事件です。

 

 私は、あんなものを芸術だと主張するのは牽強付会と売名目的以外のなにものでもないように思いましたが、同時に「あんなモノ」でも、検察が介入するのは表現の自由に対する危険だと感じました。ですから「あんなモノ」を、「表現の自由を守る」という立場から擁護しましたが、それでも「あんなモノ」という気持ちは今でも持っています。

 

 安田さんの件もこれと同じです。安田さんはとても勇敢ではあったものの、今回の取材は記者として全くの失敗であり、その点からは何も擁護できません。救出には水面下での多くの人の努力と多額の費用がかかりました。また本人は黙ってりゃいいのに以前から大言壮語癖があるので人から疎まれていたという背景もありました。

 

 しかしながら、言論や報道の自由、そして政府の自国民保護という大義と原則の点から見れば、どうしても安田さんを救わなければいけないのです。解放を嘉するべきなのです。あの猥褻容疑事件と同じで、安田さんのことを「あんなモノ」と思った人も多かったのだと思いますが、その大義の端っこに引っかかってるようなものですら否定したら大原則が成り立たなくなって瓦解するのです。

 

 漢の高祖劉邦は、皇帝の位についてからしばらく論功行賞を行いませんでした。原資がなかったのです。そのため、部下の将軍たちは不満を募らせていきました。その時に参謀の張良の献策で、部下の中で最も嫌っていると皆が知っていた雍歯を劉邦は先ず什方侯に封じたのです。他の将軍たちは驚きましたが、一番の嫌われ者ですら侯に封じられたのだから、自分たちが恩賞に与るのは間違いないと思って不満がしぼみました。一番端っこにあるものだからこそ、大義と原則のためには重んじなければいけないのです。今回の件で私は史記にあるこの話を思い出しました。

 

以下はこの件をめぐるツイートのやり取りです。

--------------

 

かつて木村太郎氏が、災害や戦争で人が逃げて来る時にそれと逆方向に進まざるを得ないのが記者だと言ったことがあるが、その通りだと思う。安田さんが英雄だとは全く思わないが、勇気ある記者だとは思う。政府が自国の記者を守り救うのは、その国の報道の自由レベルを表すと言ってよいだろう。
 こういう対価は払わないに越したことはない。しかし、自由な報道、自由な言論という国民全体にとって極めて大切な価値を守るためには、時には支払わなければならないものだとは思う。

 

安田さんをバ◯だと罵るのが国民全体にとって極めて大切な価値を守るためには、時には払わなければならないものだとは思います。

 

取材のやり方としては、安田さんはインフォーマーの選び方や地域の状況把握で下手うってるのですから、他の記者たちからアホウと言われるのは仕方ありませんが、国民全体がアホウと言う筋合いではないと思います。それはむしろ一億一心やファッショの方向に向かう危険があると思います。

 

で、彼はどんな報道したんでしょうか?

 

安田さんが前に書いた戦場の出稼ぎ労働の話などは立派な報道だと思います。
今回は記者としては下手うって何もできなかったのですから、「他の記者からアホウと言われても仕方ない」と前のツイートに書いたワケです。
もっとも私なら「虜れ人 シリア4年の記録」って本を書いて少し稼ぎますけどね♪

 

悪くない一般人を巻き込む恐れのあるテロ活動の資金を断たなければならないのに、それよりも無鉄砲でドジなジャーナリストの命を尊重しなければならないのですか?

 

「無鉄砲でドジなジャーナリスト」に対してですら対価を払うというところに、この対価の意味があるのだと私は思います。言い方を変えれば、それも自由な言論、自由な報道のための対価のうちだと言えるのではないでしょうか。

 

何で記者だけが特別な基準で守り救われねばならないのでしょうか。
自国民を助けるのはその政府の当然の義務であり、政府が助ける対象に分け隔てがあって良いとは思いません。記者だろうが、他の職業だろうが、誰でも同じ基準で救われるべき。

 

記者に限ったことではないでしょう。国境なき医師団の医師でも同じだし、プラント輸出の技術者も同様でしょう。兵士もそうでしょう。つまりは、危険の多い地域に入るのが仕事の自国民を守り救うのが、マトモな政府だということではないでしょうか。

 

言わんとすることは同意。
ただその例えなら人が逃げて来る時に逆方向に動いても自分の身を守れるだけの知識・技術・経験は持ってないといけないと思う。そして身を守れないとなったら勇気を持って撤退を決断しなければいけない。安田さんのこれまでの経緯を考えるとそういう所が致命的に足りない…

 

「逆方向に動いても自分の身を守れるだけの知識・技術・経験・・・」はおっしゃる通りだと思います。安田さんについては書いたものを読んだだけなのですが、ずいぶん無茶する人だなぁという感想は持っています。

 

日本は憲法9条が邪魔をして救出に行けない。他国の力を借りて救出する分けで外交上大きな借りを作る。身代金を他国が払ったとすれば馬鹿1人の身代金が武器になり弾丸になって何十倍何百倍の人が殺される。粋がってんじゃ無いよ!

 

論理の筋がずれてます。
それから「救出」ということが軍や特殊部隊を派遣して行うことに限定してしか考えられないのなら、孫子とモサドのやってきたコトを学んでください。
ズレた議論をする気はありません。

 

日本語でお願いします。

 

日本語ですか。
大混蛋、不要接近!
これで如何でしょ?

(ドアホ、近寄るな!の意)
 


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