私のブラジル日記(5) 地球環境に敏感な国、鈍感な国

 

ブラジルのガソリンスタンドを覗くとガソリンがリッター3レアルぐらい(100円ぐらい)と書いてある横に、エタノールがリッター2レアル(65円ぐらい)と書いてあります。しばらく見ていると、ほとんどの車はガソリンとエタノールの両方を給油していきます。エタノールといえば私の大好きなお酒の素。自動車に呑ませるなんてもったいないと思い話を聞いてみました。(下の写真のスタンドではガソリンが2.99レアル、エタノールが1.98レアルと約3分の2の値段です。)

 

1 ブラジルでエタノール、つまりエチルアルコールを燃料に使う計画は古く、1930年代に始まったそうです。原料はサトウキビ。現在ブラジルは世界のサトウキビの4割を生産していますが、砂糖とエタノールの市場価格を見ながら、サトウキビのどの程度の割合を砂糖とエタノール生産に振り分けるかを決めているのだそうです。1970年代の石油ショックの時に国家計画が作られ、2003年になって再び原油価格が高騰を始めたため、ガソリンにエタノールを混ぜて走る車の生産に力を入れました。フレックス車と呼ばれるこの種の車では、ブラジルの場合はガソリンの25%までエタノールを混ぜてよいのだそうです。(エタノールの最大生産国である米国ではもっと低い。)ブラジルではいま生産されている車の9割以上がフレックス車で、どのガソリンスタンドでもエタノールも入れることができます。

 

 エタノールは自然の循環の一部であるサトウキビから作られるので燃やしても炭酸ガスの総量には影響しません。一方ガソリンは化石燃料なので燃やせば現在よりCO2が増えることになります。サトウキビ由来のエタノールを使うことは、つまり炭酸ガス増加による地球温暖化を防げるというわけです。

 

2 バスターミナルで見かけたトロリーバスです。車体の横に「トロリーバスは電気駆動、炭酸ガス排出ゼロ」と書かれています。こんなことをわざわざ書くのも市民の環境への関心を高める政策によるのでしょう。ブラジルの発電は90%近くを水力に頼っています。これは原油が取れないことと降雨量が半端でなく多いことによるのですが、水力発電の電気を使って走るトロリーバスなら、たしかにCO2排出量ゼロと大見得を切ってもいいでしょう。

 

3

 こちらは動物園で見かけたごみ箱。5種類にごみを分別するようになっています。写真の左から金属、プラスチック、紙類、動植物由来の有機物、その他と書いてあります。もっともこんなに細かく分類してあるのはここだけで、ふつうは「再生可能」と「その他のゴミ」の2種類の分別であり、おおざっぱなブラジル人はそれも適当に投げ込んでいるのが実情です。ですからこの動物園の分別は、子供の時から地球環境に興味を持たせるための教材として置いてあるのでしょう。

 

 ブラジルはアマゾンを抱えるだけに、具体的な地球温暖化対策を国を挙げて進めています。一方、日本は京都議定書などを作っておきながら、実際にはCO2の歯止めにはほとんど何もしていません。その反面、タバコの煙とか枝葉末節のコトにだけは妙に熱心で、副流煙の毒をヒステリックに主張するオバハンがたくさんいます。小さな脳みそが頭の中で偏っちゃったそういう人の声は大きいのですが、タバコの副流煙で地球温暖化は起きません。(タバコも巻紙もバイオですから)その一方で、2012年の京都議定書の改定に際しては日本はなんの数値目標も示さず逃げの姿勢を決めており、国内の嫌煙オバさんたちを隠れ蓑にして、ブラジルのように地球温暖化防止に取り組むことは全くやらないようです。

 

新都知事はオリンピックに向けて全面禁煙などという重箱の隅をつつくようなアホウなことを主張せずに、ブラジルに倣って地球温暖化にまともに取り組んだ方がよほどマシだと思います。

 


私のブラジル日記(4) 落書きだらけの国

 

ブラジルの落書き

 日本でもよく電車のガード下などに「何とか参上」なんて落書きがありましたが、ブラジルの落書きはその規模でも描く場所でも格段にひどいものがあります。

 

1

 これはリオのオリンピック競技場に近い「ヤバい」地区です。ゲートの上の有刺鉄線の張り方を見ても治安の悪さがわかります。こういう地区では、とにかく通りの壁やシャッターすべてに意味のない落書きがされています。

 

 

2 こちらは同じ地区のカフェのある建物。オリンピック期間中は治安部隊がまわりをすべて取り巻いていますから外国人も平気でここで食事したりしますが、軍と警察がいなければ10分以内に強盗に身ぐるみ剥がされるのは間違いなさそうです。それにしても2階から3階の壁にかけてまでよくご丁寧にワケのわからない勘亭流みたいのを書いたものだと、その根気に感心しちゃいます。

 

3 こちらの建物はもっと治安が良い市内の別の地域にあり、窓なんかちょっと洒落た作りになっていますし、壁も見たところ新たに塗りなおしたばかりのようです。

 

 一方、リオの国内空港へ通じる高速道路では、聖書の文句や人生訓などを橋脚の一つ一つに同じデザインで書き記した場所があります。地元の人に聞くと、いわゆる町の隠者みたいな人が書いているらしく警察も見逃しているとのことでした。でもブラジルの役人は時々気まぐれに町の清掃浄化を思いついて落書きを消せとのお達しを出すのだそうで、その都度その隠者がまたゼロから描き直すのです。落書きにもいろいろな種類や動機があるようです。

 


私のブラジル日記(3) サッカーW杯だけでやめておけばよかったのに…

ブラジルはW杯だけにしておくべきだった…

 

競技場

 

 リオデジャネイロの陸上競技場。日本のリレーチームがジャマイカに迫るという快挙を成し遂げたこの競技場では、特に予選中心の午前のイベントはスタジアムがガラガラの状態でした。上段の客席は半分も埋まっていません。夜の決勝ラウンドでも同様で、入場券がほとんど売り切れたという組織委員会は体面のためにウソを並べたとしか思えません。
 

 一方、昨夜のマラカナン競技場ではサッカーの決勝戦、ブラジル対ドイツの試合が行われました。こちらは満員どころか立見席まで一杯で人が溢れたとのこと。組織委は一体どんな切符の売り方をしているのでしょう。

 

サッカー

 

 他の競技の会場でもモニターのチャンネルをブラジル人が勝手に替えてサッカーを見ています。モニターは本来この会場で行われている競技の進行状況を見るためのものですが、そんなことは全くお構いなし。コーラの配達人から競技の関係者まで座り込んでボールの行方に一喜一憂して大騒ぎでした。

 

 結局、この国の人はサッカーにしか興味がないようです。サッカーだけと言って語弊があるなら、サッカーボールぐらいの大きさのボールを使う競技以外には全く興味がないようです。(バレーとバスケット、ビーチバレーまでは何とか…)

 

 今回のオリンピックの組織運営は驚くほど計画性がありません。大会が始まってからも毎日変更を重ね、次のパラリンピックの開会式の時刻すらまだ決まっていないという無責任な仕事をしたブラジル人に対し、各国のメディアは酷評するとともにブラジル人を阿呆な人種として大いに馬鹿にする結果となってしまいました。

 

 あるイタリアの記者は「この国はワールドカップサッカーだけでやめておけばよかったのに」と言い、北欧の記者は「この国はオリンピックを開催して自国の評判を落とすべきではなかった」と言っていました。

 

 また知り合いの中国のテレビ局の人は「我々もずさんだけど、この人たちよりマシだよね」と言いました。たしかにブラジル人と中国人はともに大雑把で杜撰なところは似ていますが、中国人は面子を大切にし外面をよく見せたいところがありますから、何とか表面だけでも糊塗してボロを出さないよう一生懸命に工夫をします。ところがブラジル人ときたら、杜撰でいい加減で行き当たりばったりであることを隠しもせず恥じもしていないようです。

 

 結局、オリンピックという非常に大規模で極めて複雑なイベントをどのように運営できるかによって、その国の国際的な評判と国民の評価が決まると言っていいと思います。

 

 翻って東京のオリンピックを考えると、阿諛追従だけの取り巻きと未経験なのに威張りくさってる国や都庁の役人ばかりに囲まれた森喜朗元総理が会長に居座っている限り、リオよりマシな組織・運営は無理だと思います。それは東京の組織委が「オールジャパン」と言いながら、実は「ジャパニーズ・オンリー」であり、組織委にいまだに外国人が一人も雇われていない「閉鎖社会」であることからも自明です。

 

 このままでは、日本もリオデジャネイロの組織委と同様に、オモテナシどころか、表も裏もなく日本人はホントは阿呆だという評判を世界中でたてる結果になってしまうでしょう。

 

 

 

 


私のブラジル日記(2)

リオのゴルフ会場

 

五輪 

  ゴルフ会場はやはりバハ(Barra)地区にあります。砂地の何もなかったところにオーストラリア人の設計者が今回のオリンピック用のコースを作ったのだそうです。オリンピックの五輪の下はご覧のとおり砂地で、海岸を歩くのと同じぐらい靴がめり込んで歩きにくいいコースです。そのかわり芝は本当にきれいで、何万人ものギャラリーがこの上を踏むのが残念なぐらいです。

 

 

 

コース 

 

 

  あちこちに立っている緑の塔にはテレビカメラが乗っています。このオリンピックでは1番ホールから全部のコースをカバーするので、日本の普通のゴルフの中継の倍以上の手間がかかっていると聞きました。ここは平らな砂地なので各ホールが見渡せ、比較的撮影はしやすいとのことですが、日本の霞が関(川越)のコースは木が多いと聞いていますのでどこまでカバーできるのか気になります。

 

 また50台を超える中継カメラが置かれているので、ケーブルがあちこちに埋められていますし、通路を横切っています。日本のコースでこんな工事をしたら半年はコースを使えなくなるはずですが、そんなことをわかって競技会場を決めたのでしょうか。視察に来ているたくさんの組織委員会の日本人(たぶん多くは都庁のお役人)のノーテンキな笑顔を見ていると「群盲象を撫でる」ということわざを思い出します。目が開いていても物の見えない人をいくら送り込んでも意味がないし、税金の無駄遣いでしかありません。


私のブラジル日記(1)

 

 

五輪公園 

 リオデジャネイロという町はコパカバーナ・イパネマ、デオドロ、セントロ、バハなどという、山に隔てられてそれぞれ孤立した地区からできています。水泳、柔道、フェンシング、バスケット、レスリング、自転車など多くの競技会場が集まっているオリンピック公園は、以前は湿地帯だったバハ(Barra)という地区に新たに建設されました。この地区の開発はまだ進んでおらず空き地だらけなので広い建設用地を確保するのが楽だったのでしょう。またバハはセントロやコパカバーナほどは治安も悪くありません。

 

 

 

キリコ

 

  一方、陸上競技が行われているオリンピック・スタジアムは、バハから山を隔ててかなり離れたところにあります。この辺りの建物はどれも落書きだらけ。見るからに「ヤバい」ところのようです。スタジアムから一歩出ると写真のような風景です。まるでキリコの絵のようです。横道へ絶対入らないようにと言われて付近を歩いてみました。

軍隊

 

 スタジアムの正面には大きな銃を構えた兵士がいます。大会もあと3日しかないせいか、カメラ(スマホですが)を向けてもニコニコしていました。大会前から今までスリ、こそ泥、強盗は相当な数に上り、観光客やメディアが軒並みやられていますが、少なくとも死者は出ていません。(ドイツのカヌーのコーチが乗ったタクシーの衝突事故で亡くなったのは別として)しかし、リオでは今年に入って殺害された警官が既に60人という数字にはビビりました。市内のあちこちにあるファベーラという貧民窟が犯罪の温床のようです。

 

爆弾処理器 五輪会場では「爆弾」騒ぎが相次いでいますが、いずれも開けてみたら中身は衣類だったり電線だったりということで爆薬は全然なかったようです。通りかかったビルの前で軍人さんが遠隔操作の爆弾処理機を持ち出していたのでしばらく見物していましたが、どうやっても動きません。最後にリモコンを確かめてみたら、そちらの電池が切れていたようで、集まったたくさんの人の前でちょっと恥ずかしそうにしていました。

 

 

リオは冬なのに今日も31度。ただ夜になると長袖が必要です。寒暖の差が大きいのですね。


ラグビーを見たら泥棒と思え!

ラグビーW杯日本大会へ最大56億円を助成 スポーツ振興センター

森喜朗氏は気が小さいのだろうか。
ラグビー関係者や自分の総理時代に仕えた官僚しか登用しない。

遠藤五輪大臣は中央大学ラグビー部、国立競技場問題で味噌をつけたスポーツ振興センター前理事長の河野一郎氏も東京医科歯科大ラグビー部、その後任の理事長に据えた大東氏などは早稲田ラグビー部直属の後輩で元ラグビー部の監督だ。

その大東氏をスポーツ振興センター理事長にした途端にこの決定!?
大東氏は別名「昼行燈!」。自分でこんなことが決められるワケのない人物だ。

こういうの、ドロボーって言うのよ!

ドロボーッ!


9月29日のつぶやき

<五輪エンブレム問題>森会長「心配かけた」と謝罪(毎日新聞)

「森会長は無報酬のため(給与の)自主返納はできない。」って、返納なんかしなくていいから、サッサと辞めりゃいいじゃん!

なに老醜晒し続けてんのよ、デブのアホウッ!

 


新国立競技場、経費高騰の主犯はこの人!(プレジデント)

この記事で、「サミットでは5千人の報道関係者を収容できる2万ヘクタール規模のプレスセンター建設が必要」って書いてあるけど、世田谷区の面積の4倍もの大きさのプレスセンター作るワケ?

この雑誌、全く信憑性ないね!


ラグビーW杯金星は、南アに「裏金」を払った結果か?


日本チームがラグビーW杯で南アフリカを破った。スプリングボックスはニュージーランドのオールブラックスなどと並ぶ強豪だから、大金星と言ってよいと思う。

各国のメディアもstunとかshockという見出しで伝えている。stunとは気絶させることだから、そのぐらい世界もびっくりしたことがうかがえる。

Japan stuns Springboks with biggest upset in Rugby World Cup history (豪州ABC放送)
Japan shock South Africa and rugby world (RTE:アイルランド放送)
Japan Stuns South Africa (Reuter通信)

などという見出しが躍っている。
 
しかし私の嬉しさは中ぐらいどころか、オリンピックエンブレムの時みたいにまたヤバいコトやったワケじゃないだろうね・・・というモヤモヤした気持ちで一杯なのだ。もちろんその理由は日本のラグビーを牛耳る協会の名誉会長、森喜朗氏のためである。まさか…とは思うけど森氏が、オリンピック組織委の理事に最後に加えた電通の元専務あたりを通じて南アフリカに裏工作したのではあるまいか、という疑いが頭から離れないのだ。

先週号の週刊新潮は、「東京五輪 辞めて当然なのに居座って恥じない厚顔の「森喜朗」元総理の往生際」という記事を掲載した。国立競技場問題でもエンブレムの問題でも、森氏が指揮命令系統や責任体系と異なる筋の「影響力」を精一杯駆使した挙句に、問題がこじれてどうにもならなくなったのは周知のことだ。

週刊新潮によると、「エンブレムの白紙撤回が報告された組織委員会の臨時調整会議後、森氏は記者から『残念な結果になりましたが』と問われると、『何が残念なんだ!』と、憤然と言い放った」という。また、「その後、森さんは……官邸で用事を済ませた際、記者に『君らに話す義務はない』と取材拒否。そのため、エンブレム問題の責任を取って、組織委員会会長を辞めると官邸に報告しに来たのではとの情報が流れました。しかし、森さんはその後、『俺は全く関係ないのに、何で辞めるなんていう話になるんだ』と言っていたそうです」とのことだ。

組織委員会の最高責任者である会長が「俺は全く関係ない」と言って、保身のための言い逃れどころか責任の所在も理解できないまま老醜を晒す事態を誰も止めようとはしない。またスポーツ振興センターの河野一郎理事長が国立競技場問題の責任を取る形で今月末辞めた後の次期理事長に、早稲田ラグビー部の後輩で森氏が扱いやすい大東和美氏(サッカーJリーグ前チェアマン)を据えて影響力を温存しようとしているのも森氏自身だ。

日本ラグビー協会やラグビー関係者は誰もこのような奸譎かつ不明朗なことに対して声を上げない。無理が通れば道理引っ込むを地で行く事態にラグビー関係者がだんまりを決め込むなら、今回の南アに対する勝利が「裏金では?」と私のような邪推を招くのも当然の成り行きだろう。

日本のラガーマンがフェアプレーと廉潔を本当に大切にするのなら、このような事態に全員が口をつぐんでいるのはおかしい。いくら4年後にラグビー・ワールドカップが日本で行われても、責任転嫁と自己保身しか無いのなら、ラグビーがまっとうなスポーツとして日本で評価される事はあり得ないだろう。

勇気を出して森氏に退陣を迫らない限り、ラグビー界にはノーサイド(No Side)ではなくスイサイド(Suicideしかないのである。

 

09月12日のつぶやき

12:08
河野理事長が退任へ=新国立競技場問題で引責―JSC http://t.co/TQrDuNbdo8 「後任候補として、2014年までサッカーJリーグチェアマンを務めた大東和美氏が浮上」 この大東さんというのは、早稲田のラグビー部。つまり森デブの直属。 恥知らずで懲りない人たち!

オリンピックが掲げるべきテーマ?

コンパクト?おもてなし?迷走する東京五輪が掲げるべきテーマは?

東京五輪のテーマに戻そう。これは見直しというよりも「スポーツには世界と未来を変える力がある」「みんなのTomorrow」というビジョンをもっと具体的にメッセージ化することが重要だと思う。(ダイヤモンド・オンライン 98日配信)

 

オリンピックの組織委員会が掲げるべきテーマ?

「コンパクト」とか「おもてなし」みたいな?


あの会長のデブの爺さんを見てるとこんなのしか思い浮かばないわよ。

むせきにん

いいのがれ

じこべんご

インモラル

おさわがせ

いいかげん

まにあわせ

つけやきば

もうしわけ

ひとまかせ

しらんぷり

のーたりん


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